テーマ:口腔粘膜の治癒力
巻頭のひとこと
二月の空気は、少しだけ硬い。
冷たくて、乾いていて、
身体のあちこちが、いつもより敏感になる季節です。
唇が切れたり、
口内炎ができたり、
「あ、ここ痛いな」と
小さな不調に気づきやすい時期でもあります。
けれど不思議なことに、
私たちの口の中の傷は、
だいたい、いつの間にか治っています。
薬を塗らなくても、
特別なことをしなくても。
気づけば、何事もなかった顔をして、
また普通に食べて、話して、笑っている。
今日はそんな、
「当たり前すぎて忘れている力」に感謝を。

今月の感謝対象:口腔粘膜の治癒力
口の中の皮膚——口腔粘膜は、
実は、体の中でもトップクラスの回復力を持っています。
少し噛んでしまっても、
熱いものでやけどしても、
小さな傷なら数日でふさがってしまう。
血流が豊富で、
細胞の入れ替わりも速く、
常に新しく生まれ変わり続けているからです。
毎日、
食べ物が触れ、
歯が当たり、
細菌も無数にいるという、
なかなか過酷な環境なのに。
それでも文句も言わず、
静かに、黙々と修復を続けてくれています。
まるで
「大丈夫、もう治しておいたよ」と
夜のあいだに片付けてくれる、名もなき職人のように。
私たちが思いきり食べられるのも、
思いきり話せるのも、
実はこの治癒力の上に成り立っています。
痛みが消えることは、
当たり前ではなく、
誰か(何か)が働いてくれている証拠なのですね。

今月の問いかけ
最近、口の中をうっかり噛んだり、
口内炎ができたりしませんでしたか?
そして、
「いつの間にか治っていた」経験はありませんか?
その“いつの間にか”の裏側で、
口腔粘膜は今日もせっせと修復作業を続けています。
たまには、
やさしく歯をみがき、
ゆっくり噛み、
少しだけ労わってあげましょう。
あなたの口は、
思っている以上に、毎日がんばっています。
静かな治癒力に、
今月もありがとうを。
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